Amamee(あまめー)

心理学の基本

レスポンデント条件づけとは?|パブロフの犬から学ぶ“こころと反応”のしくみ

「ある音楽を聞くと昔の記憶がよみがえる」「病院のにおいをかいだだけで緊張する」──そんな経験はありませんか?実はこれらの反応には、私たちの「こころの学習」のしくみが深く関わっています。そのひとつが、今回ご紹介する古典的条件づけという心理学の...
心理学の基本

「信頼性」と「妥当性」って何が違うの?|心理測定の基礎をやさしく解説

たとえば、「ストレスがどれくらいあるか」を知るためにアンケートに答えたり、「自分のパーソナリティ」を調べるために質問紙を使ったりすることがありますよね。心理学では、こうした方法で“こころの状態”を数値やデータでとらえることがよくあります。で...
心理学の学びと知識

日本の心理学はどこから来たの?|日本の心理学史をやさしくたどる

心理学といえば欧米発祥のイメージがありますが、日本にも独自の発展の歴史があります。この記事では、幕末から昭和初期にかけて、日本の心理学がどのように根付き、どのような人々が活躍したのかを、やさしくたどっていきます。中級者向けに、心理学が“学問...
心理学の学びと知識

ユングの思想をわかりやすく解説|夢分析・集合的無意識・元型・タイプ論で読み解く深層心理

前回の記事では、フロイトによる精神分析学の基本理論をご紹介しました。「無意識の存在」や「心の構造」、「抑圧された欲望が私たちの行動にどう影響するのか」など、臨床心理学の出発点ともいえる重要な考え方を学びました。今回の記事では、フロイトと一時...
心理学の学びと知識

精神分析でとらえる「こころの動き」|転移・抵抗・防衛機制をやさしく解説

カウンセリングや心理療法の中で、人はなぜ突然怒ったり、好きになったり、時には黙りこんでしまうのでしょうか? こうしたこころの不思議な動きを理解するための大きな手がかりとなるのが、精神分析の視点です。以前の記事では、「精神分析の成り立ち」と「...
心理学の学びと知識

精神分析をもっと知りたい人へ|フロイトが描いたこころの構造

精神分析の全体像を紹介した前回の記事(「精神分析ってなに?|こころの“無意識”を探る旅」)では、無意識の役割や精神分析のアプローチ、さらにはフロイト以降の展開や批判についてもざっくりと触れました。今回はそこから一歩進んで、精神分析の土台を築...
心理学の基本

精神分析ってなに?|こころの“無意識”を探る旅

心理学のはじまりでは、ヴントが「意識できる心のはたらき」に注目し、内観によってこころを観察しようとしました。その後、行動主義では「外から観察できる行動」が重視され、ゲシュタルト心理学では「全体としての知覚」に目が向けられました。そして今回の...
心理学の基本

ゲシュタルト心理学とは?わかりやすく解説|仮現運動や群化の意味も紹介

これまでの記事では、「こころ」を細かい要素に分けて観察しようとしたヴントの心理学や、目に見える行動だけに注目した行動主義について紹介してきました。でも、わたしたちが感じる「こころ」って、本当にそんなふうに分解できるものなんでしょうか?今回紹...
心理学の基本

心理学に革命を起こした「行動主義」とは?

前回の記事では、心理学のはじまりとしてヴントの意識心理学を紹介しました。心の内側=「意識」を科学的に測ろうとしたヴントのアプローチは、心理学を“こころの学問”としてスタートさせた記念すべき第一歩でした。▶まだ読んでいない方はこちらからどうぞ...
心理学の基本

なぜヴントは「心理学の父」と呼ばれるのか?|科学としての心理学の原点とその課題

今回の参考書籍心理学入門一歩手前 「心の科学」のパラドックス 価格:2,420円(税込、送料無料) (2025/4/9時点) 楽天で購入 公認心理師・臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード120 心理学編 第2版 (KS心理学専門書) ...